ジルコニアの島残し方法とシンタリング!(アイランド)
こんにちは!
お盆もあけて8月もあと1週間で終わっちゃいますね…
ジルクエストのえっちゃんです!
最近は忙しくさせていただいて
更新をさぼりぎみでした 笑
今回はお盆前に立て込んだケースについて
ジルコニアのフルマウスについて更新したいと思います!
ケース1
ケース2
特別なケースです
ボーンアンカードブリッジをジルコニアで製作したケースです!
ジルコニアディスクは強度があるものを優先しました!
唇側は築盛です
ケース3
同時期に7から7のフルマウスもありました
正直、こういったケースが届くと気分がげんなりします・・・
プレッシャーがかかってくるので 笑
こういった大きいケースをミリングするときは
9時間程のミリングを予定して削りだすので
削り開始は帰る前にポチっと押して帰ります!
次の日の朝きちんとミリング完了していればいいのですが
・ミリングバーが折れてエラー
・島残しの中身を削ったものがひっかかってエラー
そしてもっともなぞのエラー
”スピンドルに許容範囲を超える電流が流れました”
これは本当に気まぐれででてくるエラーなので
一番腑に落ちないですよね・・・
でも、なぜ9時間もかかるのか!
後のシンタリングで収縮による変形を防止するために
島残し(アイランド)が必要になり
その部分も削りだすからです!
赤枠のなかすべて削ります!
島残し方法ですが、弊社ではくりぬいています
実際はジルコニアディスクの3分の1しか必要ないのに
このケースでは島残し部分含め3分の2使用しました
シンタリングが終われば島残しはいらないので
島残し部分は、本当は単冠が6歯くらい削れるのに・・・って単純計算してしまいますよね 笑
タイミングが合えば
島残しの中の部分に単冠などをいれて
一緒に削り出す方法もあります!
他にも、島残し方法ですが
くりぬかない方法や島残しの厚みを薄くしてくりぬかない
など
さまざまな方法があるので、いまのところこの方法が良いというのわかりません
シンタリングを経て変形した際に
・島残しが原因なのか
・サポートピンの数・太さ
・ポンティック部分や肉厚部分への配慮が足らなかった
・ジルコニアディスクの選択
・シンタリングの環境
・デザインデータ自体が歪んでいる
などなど、いろんなことが要因になってくるので
シンタリングで変形したと思って原因追求しても
実際では、データが歪んでしまっていたなんてことになると
シンタリング以前の問題だったりするので
この辺は非常に難しいですよね・・・
私もシンタリングについて教わる機会があまりなかったので
最初のころは本当に・・・大変苦労しました・・・
今ではCAD/CAM システムを駆使しながら
ここ2年くらいはデータの歪みは無くなりました!
↑実際にシンタリングしたジルコニア
最近は変形もなく良好な適合なのでプレッシャーも緩和されています 笑
模型の適合
唇側を築盛し、艶出し完成まで
口腔内へセット
ここ最近はちあきちゃんも
ジルコニアのシンタリングについても知識が増え
絶賛成長中です!!!!
相棒です(勝手に言ってます 笑)
CAD/CAMをはじめ、ジルコニアについても
経験や知識が浅いので
もっともっと経験をつんでいきたいです!
今後とも応援よろしくお願い致します!
(暖かく見守っていただければ・・・笑)
ではでは~~~
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